文鳥(ブンチョウ)とは、スズメ目カエデチョウ科の鳥類の一種で、東南アジアに分布する鳥です。日本へは江戸時代初期に中国から輸入されたようで、非常に人に慣れやすく、特に雛のころから飼いならされた手乗り文鳥はペットとして愛されてきました。
文鳥の原種は、頭部は黒く、頬の部分は白く、胸・腹と背は褐色で、風切羽根と尾は黒く、嘴と足は赤い色をしています。目は黒で目の回りに赤いアイリングがあるのが特徴です。
東南アジアの環境破壊や、観賞用としての捕獲から、今では野生種はほとんど見られなくなり、危急種に指定されています。
原種の中で白化種を特別に白文鳥といいます。本来は羽根全体が白いものを言いますが、腹や背に色が残っているものも白文鳥として売られている場合があるようです。また、原種とこの白化種を掛け合わせて作りだした文鳥を桜文鳥といいます。
突然変異で白文鳥が生まれたのは明治時代に日本での話です。その後白文鳥と原種から桜文鳥を作り出したわけですが、桜文鳥同士からも白文鳥が生まれるなど、文鳥の色の遺伝子についてははっきりと分かっていないようです。一時はペット用としてたくさんの文鳥が日本で飼育されたようですが、近年では台湾からの輸入が多くなっているようです。